●コンクリート硬化遅延・剥離処理
コンクリート硬化遅延テープ
1.特性
a)特殊粘着層から溶出した遅延成分が、タイル面に回り込んだノロの硬化を遅らせます。
b)乳剤系粘着剤を使用しているため、タイルに糊残りした場合でも水洗いで簡単に落とせます。
c)遅延深さは約0.6㎜となるように設計されています。
2.使用上の注意
a)タイルの形状によっては、十分な遅延効果が得られない場合があります。
初めてご使用になる場合は、試験板による試し打ちを行ってください。
b)高圧ジェットによる洗浄は避けてください。まれに目地荒れが発生する場合があります。
c)製品特性の有効期間は出荷日より6ヶ月となっております。打設工程とともにこれを考慮しパック制作を行いますが、当社より出荷された製品が打設工程の変更により長期の間放置された場合、十分な効果が得られない場合があります。
d)遅延効果は遅延深さ0.6㎜程度で7~10日は有効ですが、紫外線による遅延効果の低下などを考慮すると打設後3~4日以内に洗浄してください。
e)テープの剥離後、遅延効果は著しく低下します。
3.製品仕様
品名 | タイルテープ(RT-20) |
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原材料 | アクリル系粘着剤、遅延剤 |
製造元 | ダイヤテックス株式会社 |
●バックアップ加工
バックアップ加工は厚みが一定でないタイルをPC板のベッド面に対してタイルユニットが平面に配置できるように加工する技術です。
このバックアップ加工をテッセラの為に応用した技術は東洋工芸独自のものです。
この加工法ではPC板のベッド面に対してタイルユニットが平面に配置できるようプラスチック段ボールでバックアップしています。ノロ漏れ対策として膨張目地を利用し、さらに洗浄をスピーディーかつ確実に行えるよう、タイル表面にはコンクリート硬化遅延に加えて剥離効果のあるファイバーゲルを塗布します。このように加工することによって、PC工法でもテッセラタイルを確実に高品位に施工することが可能になるのです。